MENU

CLOSE

白山歯科クリニック
からのお知らせ Information

歯の話119話 「酸蝕歯 」ってご存知ですか?最終回 Information

みなさんこんにちは!小田原で評判の痛くない歯医者さん
白山歯科クリニックの田賀です。
台風の影響でせっかくの連休が残念な日になってしまいました。私もこの連休を利用して出かける予定でしたが、家で読まずに放置していた本を読破する連休にしようと予定を変更することにしました。
img156
117話・118話では歯が溶ける酸蝕症を説明しましたが、この最終回では皆様が良く飲まれている飲み物のpHと酸蝕症の予防法を説明したいと思います。
図で分るようにほとんどの飲み物がpHが4以下です。
缶コーヒーはpHが6.2で飲み物による酸蝕は少なそうですが、どうしてもダラダラ飲んでしまうため、含まれる砂糖と細菌が酸を産生させ歯を溶しているよう思います。
pHが高いからと油断しないで下さい!いずれにしても長時間pHが低い飲み物をチビチビ飲まず、量は少なめにして短時間で飲み切るように心掛けて下さい。
では予防法に関して説明させて頂きます。中には「え!」と思う内容もあるかもしれませんが、是非実践してください!
1.酸っぱいものを食べたら30分は歯磨きを控える!
昔「食べたら直ぐに歯ブラシを!」と言っていた時代もありましたが、現在は酸に触れて軟らかくなった歯をゴシゴシ磨くとエナメル質の表面が削れてしまうことが分かってきました。
ですからすっぱいものを食べたら、先ずお茶を飲み、唾液の力で歯の軟化がおさまるの30分程度待ち歯を磨くことをお勧めします。
朝グレープフルーツなどの柑橘系の果物を習慣的に摂る方は注意してください!通勤・通学で忙しく30分も待てずに急いでするゴシゴシ磨きは、歯がしみる原因になります。
2.酸性の飲食物を口にしたら、その後は早めに(できればすぐに)お茶や水をのむ。
酸が口に長く残らないことがポイントです。健康の為に酢やビタミンCドリンクなどを飲む習慣のある方は是非取り入れて下さい。またそれらの酸性の飲料水はチビチビ飲まずにグッと飲み切る方がリスクは抑えられます。
3.お口が乾いているときは酸性の飲み物はさける。
スポーツ直後は唾液が減り再石灰化が十分に働きません。
水やお茶などでお口を潤し、唾液が安定して出るようになったから、酸性の飲み物は飲むようにお願いします。
1,2,3を実践しても歯がしみるなどの症状が出る場合は酸蝕症以外に歯周病も考えられます。こちらも参考までにご覧下さい!
https://hakusan-dental.com/service/preventive.html

 

初めての方専用予約