歯の話165話 鼻呼吸のすすめその2 Information
神奈川県小田原市の白山歯科クリニック 院長の田賀です。
歯周病の方の多くには歯周病特有の口臭があります。歯周病だから当然と思われるかもしれませんが、歯周病でお困りの患者さまを拝見すると、多くの方のお口が乾燥ぎみで炎症を起こしています。中にはお口の清掃状態がそれほど悪くもないのに、歯周病がとても進行している場合もあります。それらの方に共通していることが口呼吸と舌の寝たきり状態になっていることが多いようです。(舌の寝たきりは別の機会で)口呼吸になると唾液で洗われていた歯や粘膜が乾き歯垢や歯石が付きやすくなります。そこに本来は増えないはずの悪玉菌が増殖し、歯ぐきの内部に住み着いてしまいます。乾燥は臭いを発し歯周病特有の嫌な臭いになります。歯周病の改善は口呼吸を鼻呼吸に変えることが、歯周治療の一歩です。
動画はこちらかどうぞ https://www.youtube.com/watch?v=rG6ZUnCT5N8&feature=youtu.be