歯の話 夏増刊号 地味だけど歯にもいい?? 麦茶の意外な効用 Information
みなさんこんにちは!小田原の歯医者さん白山歯科クリニックの田賀です!
熱中症が心配な時期になりました。今日は麦茶の知られざる意外な効能について
お話ししたいと思います。
知られざる麦茶の実力!
夏の暑い時期始まりますが、みなさんは麦茶を飲まれましたか?
麦茶といえば、カフェインが入っていないことぐらいで、あまり健康面での効果をいわれることは少ないもの。
しかし、麦茶にはさまざまな健康効果があります。
まず、麦茶のあの香ばしい香り。これは大麦を焙煎することで発生する「ピラジン類」という成分によるものです。
この成分は血流を良くする作用があり、血圧降下作用もあるといわれています。
さらに麦茶には、胃の粘膜を保護したり、糖尿病の合併症を防止する作用や、さらには、がんや脳卒中、
心筋梗塞などの原因にもなる活性酸素を攻撃する成分も含まれています。
◎歯にだって効果的!
そんな様々な効用を持つ麦茶ですが、実は麦茶には、むし歯や歯周病の原因となる
「バイオフィルム」が作られるのを防ぐ役割もあります。
予防方法は
https://hakusan-dental.com/service/preventive.html
を参考にして下さい。
「バイオフィルム」とは「菌膜」ともよばれる細菌が作る膜で、排水口などのヌルヌルも、このバイオフィルムの一種です。
歯の表面にもこうした膜ができ、細菌はこの膜に守られて繁殖し、むし歯や歯周病を引き起こします。
麦茶はこの細菌のバリアとなってしまうバイオフィルムを作りにくくする作用があるので、お口の健康の予防にもなるんですね。
一見地味な麦茶ですが、さまざまな病気を防いでくれる、隠れた健康飲料です。
ただ、麦茶は腐りやすい飲み物ですので、管理には十分注意を!
作った翌日中には飲みきりましょうね。