歯の話15人間の身体でもっとも硬いのはどこ? (鉄より硬い でも弱点が…) Information
みなさんこんにちは!小田原の歯医者さん白山歯科クリニックの田賀です!
今日は歯の硬さについてお話ししたいと思います。
人間の身体には様々な組織がありますが、その中でももっとも硬い組織は、歯の表面を覆っている、「エナメル質」と呼ばれる部分です。
では、この「エナメル質」とはいったいどれくらいの硬さなのでしょうか?
モノの硬さを測るのに、「モース硬度」と呼ばれる傷のつきにくさうぃ表す単位があります。
そこで、皆さんの身近にある硬いものを「モース硬度」順に並べてみると、このようになります。
実は「エナメル質」は鉄やガラスよりも硬いんですね。
これだけの強さがあるからこそ、硬い食べ物でも、簡単に歯はボロボロになったりしないわけです。
しかし、このように傷のつきにくい「エナメル質」ですが、めっぽう弱いものがあります。
それはお口の中にいる「ミュータンス菌」が発生する「酸」です。
「ミュータンス菌」は食べ物に含まれる「糖分」を使って「酸」を作ります。
歯はこの「酸」にとても弱く、ものの数分で溶かされはじめます。これを「脱灰(だっかい)」といいます。
ただ、歯は「酸」によって溶かされても、唾液という強い味方のおかげで、再びもとに戻ります(再石灰化)。
ただし、あまりに「脱灰」ばかり進むと、溶けた歯は元に戻れなくなります。
こうして戻れなくなった状態が「むし歯」なんですね。
どんなに硬い歯でも、それを維持するには日頃のケアが大切。
脱灰ばかりが進まないように間食はできるだけ控え、毎食後にしっかりブラッシングしましょうね!
もし、虫歯になっちゃったかな?と思った人は
https://hakusan-dental.com/service/general.html
ご覧下さい。