歯の話16 アルミホイルを噛むと「キーン」となるのはなぜ? Information
みなさんこんにちは!小田原の歯医者さん白山歯科クリニックの田賀です!
みなさんは、アルミホイルやスプーン・フォークなどを噛んで「キーン」とした経験はありませんか?
この現象、実はお口の中で微弱な「電流」が流れているのが原因なんです。
「電流」が流れるといっても、必ずどんな人でも流れるわけではありません。中にはまったく何も感じない人もいます。
この違いはいったいどこにあるのでしょうか?
それはお口の中にある銀歯などの「金属」と深い関係があります。
実は金属には、異なった成分のものが触れたりすると、その間に電流が流れるという性質があります。これを「ガルバニック電流」といいます。
つまり、お口の中に銀歯がある人がアルミホイルなどを噛むと、それらの金属は異なった成分のため、そこに電流がながれますこれが「キーン」としたり違和感を感じる原因です。
しかし、お口の中に一切金属がない方の場合は、こうした電流は流れませんから、もちろん何も感じることはありません。
また、お口の中の「つめもの」や「かぶせもの」に複数の種類の金属を使っている場合、常にお口のなかで電流が発生していることになります。
また、電流が流れるということは、少しずつ金属がイオン化して溶けだしている状態ですので、あまりに多くの電流が流れている状態が続くと、金属アレルギーなどの悪影響を及ぼす可能性もあります。
そうした心配のある方には、金属を一切使わないセレック治療という方法もありますので、ぜひご相談ください。
セレック治療の詳しい説明は
https://hakusan-dental.com/service/img/serec.pdf
にありますので参考にして下さい。