歯の話68 『第5回スタッフ症例発表会』 Information
みなさんこんにちは!小田原で評判の痛くない歯医者さん白山歯科クリニックの田賀です!
今回は院長の私が発表する番になりました。
スタッフ達の素晴らしい発表の後だけに、気負わないように頑張りました。
今回の症例発表の内容は奥歯が中心で折れてしまい、歯を抜かなくてはいけない症例を、少しでも折れた歯を役立たせたいという思いから行った症例です。
右下の奥歯が歯根の中央で折れてしまい、その歯の内部の治療
(根管治療)を行った後 歯根部分を矯正力で抜歯し、内部に骨を作らせてからインプラントの手術を行った症例のスライドを写真でお見せしています。
このケースは60代後半の女性で、骨粗鬆症の疑いもあるケースでした。このようなケースでは通常の抜歯を行った場合、骨の回復が大変難しく、予想以上に骨下がってしまうことが多いことを経験しています。
今回は抜歯を行わず、矯正治療で歯を上方に引き上げ、最終的に歯が抜けるま矯正した結果、歯根を抜いた部分の骨を全てを骨で満たすだけではなく、同じ部の骨密度まで増やすことに成功しました。
骨粗鬆症の方とは思えないほど、インプラントの手術時には硬い良質な骨にインプラントを埋入することができました。
白山歯科クリニックではインプラント治療に人工の材料は極力入れないことを心掛けています。
「何も足さない、何もひかない」を目標に治療を行っています。
現在インプラント手術全症例の10年間の成功率が99.4を維持していますが、この結果は手術の良い悪いでだけではなく、患者さまの日々の管理とスタッフの定期的に厳格なメインテナンスのお蔭だと感じています。
インプラント治療を受けられた患者さまの日々のお手入れと、メインテナンス闘志を燃やすスタッフに感謝しております。